愛し、愛する心・気持ちは癒しの原点
2008/3/10メルマガ掲載
川上光正・著
人は愛し愛されていることで安心し、 落ちついて生活することができるのです。 生まれた赤ちゃんは、 誰よりも母親へ愛を求めて感覚を研ぎ澄ましています。 お乳の匂いや味などを判断する能力も既に持っているのです。 目が見えなくても母親の行動を匂いで追っています。 母胎内では羊水を飲み込んで胃の消化力を高めています。 へその緒を持ち上げたり、脚を蹴って筋力トレーニングも始めています。 赤ちゃんはお母さんから愛されなければ生きていけません。 妊娠したことを後悔したり、中絶を考えていると、 赤ちゃんは悲しみ、生まれてくる勇気や自信を失くします。 「この子はいらない。中絶して主人と別れよう」と思い続けていると、 胎児・赤ちゃんは深く傷つき、場合によっては自殺も考えます。 母親の決断でやっと生まれてきた赤ちゃんは いつも「大丈夫かな、お母さんはいつか私を捨てるかも」 「ほんとうに愛してくれるのかな」など 常に母親や父親の愛の言葉を求めています。 胎児期に母親の愛情が足りなかった赤ちゃんは、 出生後にひきつけたり、喘息を起こしたり、 よくお乳を吐いたりすることもあります。 赤ちゃんはいつも母親の優しい愛の言葉や笑顔を待っているのです。 言葉は喋れなくても、伝わってくる愛の意識を感じとっているのです。 優しい言葉、軽いスキンシップ・ふれあいによって、 赤ちゃんは安心しほっとするのです。 赤ちゃんばかりでなく、成人の私達も同じです。 母親と子供、そして夫婦や恋人が手をつないで歩いている光景をよく見かけます。 ふれあいを通して愛情を深く感じると不安や緊張感がとれ、 自己治癒力が高まって自然に癒されます。 多くの人が、人間関係の確執や軋轢でのストレスによって体調を崩しています。 嫌な人と仕事を続けていると胃潰瘍になったり、 頭痛がする、腰が痛くなるなどの症状が出ることもあります。 昔から"病は気から"といわれ、気・こころが病むと病気になるといわれています。 近年、"病は気から"が医学的に証明されてきています。 米国の医学界では精神神経免疫学(PNI)の新分野が注目されています。 「頭で考えたことが体に影響し体を動かせば脳に何かが伝わる」 これは脳内の情報伝達物質の複雑な働きを分析し、 心と神経系と免疫系の相互関係を研究する分野です。 愛することも愛されることもなく、心も満たされずにいると、 心理的ストレスが強くなり免疫力が低下し、病気になる場合があります。 愛情ある人間関係は、ストレスを軽くし、 治癒力を高めて病気から解放することは間違いないでしょう。 嫌な主人と別れて元気になった婦人。 好きな恋人からふられて心が病んだ女性。 愛する妻に捨てられて認知症になったお父さん。 誰でも皆、愛情を求めているのです。 愛すること、愛されることは癒しの原点です。
