コラム

魂が幼いと人間関係力が不足!

2007/12/10メルマガ掲載
川上光正・著

魂という言葉が新聞や雑誌によく載っています。
しかし、それを書いた記者や編集者は
魂についての概念や定義をどれだけ理解しているのでしょうか!

「魂とはなんですか?」と尋ねても明確な回答は返ってこないのではないでしょうか。
一般読者の方々も魂について詳しく理解しているわけではないけれど、
それなりに納得して読んでいるのでしょう。

12月1日の朝日新聞にも「悲恋に始まる魂の彷徨」と、
魂という言葉が使用されていました。
2004年、トヨタ自動車のMARK Xのキャッチコピーにも
「X-Body−走りの魂は骨格に宿る−」「−あなたの魂で私は完成する−MARK X」
と言語表現されていました。
果たして彼らコピーライターや企画担当者が
魂についてどれだけその本質を知っていたのかは定かではありませんが、
「魂」という言語のニュアンスは
一般の人々も多少感じとっているのではないでしょうか。

私は「魂」について幾度となく著書や論文で書いていますが、
やはり「自我」に対して真実の自己、「真我」ともいえます。
やさしく言えば、ほんとうの自分です。

古代インドではアートマンと表現されていますが、
魂は「純粋の知であり、認識の主体であり、
人間の個人存在の奥に存する絶対の主体ともいうべきものである」、
そして「アートマンは把捉されず、破壊され執着されることもない。
束縛されず、動揺せず、害されることはない。それは不死である。」
と記されています。
(『ブリハド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』より)

しかし、弱く幼い魂は傷ついたり、強い抑圧を受けると、
その時点で成長が停止します。
例えば、幼い頃に虐待や強いストレスを受けて自我を出せなかった人々の多くは、
魂が傷ついて幼い表情をしている場合もあります。
知能指数とはあまり関係ありませんが、
魂が幼いと、その頃の性格が時々表出します。

魂が幼いとは、成熟した大人の考え方ではなく、
自我の成長が遅れた子供の考え方を持つ人の本質でしょう。。
物事を客観的に受けとれず、主観的な見方をする人達、
あるいは情緒が不安定で、
感情の制御ができずに人間関係を乱す人達でもあります。

いずれにしても、魂が幼い人は人間関係力に欠けるので、
リーダーとしては不向きでしょう。
魂を成長させるためには、愛・普遍的な愛情が不可欠なのです。