コラム

胎児の魂、百まで

2007/9/10メルマガ掲載
川上光正・著

幼い頃の記憶は、父や母からよく聞いてある程度知っている人は多いようです。
普通の人は1歳から3歳までの潜在記憶を意識上で感じ取って知ることは困難でしょう。

昔は、“三つ子の魂、百まで”といわれていました。
生まれてから3歳頃までの子供は百歳、即ち死に至るまで、
その時のことを記憶しているとの比喩として理解すべきでしょう。
潜在記憶は児童期や乳幼児期、さらに胎児期に至るまで
脳細胞に記憶し、記録されているのです。

先日、クライアントのA子さん(42歳)が
突然、右目が腫れて物が見えなくなったと相談の電話がありました。

翌日、来所した彼女に潜在心理カウンセリングを行っていろいろ質問しましたが、
「全く覚えていません」「わかりません」と答えるだけでした。
話をしながら、彼女の右手首の絆創膏が気になったので、そのことについても尋ねると、
先日、料理中にヤケドを負ったとのことでした。
この件についても“小さい頃、ヤケドしませんでしたか”と聞きましたが
「覚えていません」との返事でした。
筆者はこの2件がどうも幼い頃の事故と関係していると直観したので、
早速テストヒーリングを行いました。

すると、やはり原因がわかりました。
右目の件は「7歳の時、電柱にぶつかって、血が目に入り見えなくなった」ことや
右手首のヤケドは「8歳の時、食事の仕度中にヤケドをしていた」と
自動書記で知ることが出来ました。彼女はそのことを思い出し、とても驚きました。

このように幼い頃の潜在記憶は一旦忘却していても
必ず何かのきっかけで顕在化することがあります。
忘れ去ってしまっても、その記憶は脳の深部に記憶されているのです。

胎児期の記憶も驚くべき、悲しい思いや絶望的な心理を垣間見ることができます。
潜在心理療法・ソウルヒーリング中に
潜在意識や胎内意識が表出したB子さん(31歳)は、
胎児・赤ちゃんの時、母親が中絶を望んで「この子はいらない」と考えていたので
悲しくなり絶望し、自らのへその緒を両手で持ち上げ、そこに頭部を入れ、
自殺しようとしました。
しかし、胎児・赤ちゃんのB子さんは、腕の力が弱く、
母胎内で自殺することが出来ませんでした。

やっと生まれて来たB子さんでしたが、その後母親とは折り合いが悪く、
何度も左手を切って自殺未遂をしていました。
今でも彼女の左手首内側には痛々しい傷跡が残っています。

このように胎児期の潜在記憶は魂まですり込まれ(インプリンティング)ています。
まさに「胎児の魂、百まで」として比喩されるのです。
やる気がでない、人生に不安を感じている、他人が信用できない、
喜びを感じない、人間関係がうまくいかない、生きていくのがきつい、
と考えているあなた、
ひょっとすると胎児期や乳幼児期の潜在記憶が原因かもしれませんよ!