コラム

潜在意識とはどんな意識か

2007/8/10メルマガ掲載
川上光正・著

広辞苑など国語辞典を紐解いてみても具体的な概念や定義は載っていません。
広辞苑の初版から今日までの第5版を調べてみても、
その概念は版を重ねるごとに変わってきています。

広辞苑 第1版(岩波書店)によると、「自覚を伴わずに行動している意識が、
自覚を伴う意識と同様に行動を主宰し、または自覚を伴う意識には見られない
病的現象、以下省略」とあります。
広辞苑第2版では、「二重人格などのように意識が分裂した場合の分離意識。」
となっています。
第3版では「自覚されない意識・二重人格などの場合の分離意識」となり、
第4版では「自覚されない意識、二重人格などの分離意識」とあります。
第5版では「自覚されないまま潜んでいる意識、二重人格などの場合の分離意識」
と版を重ねるごとに概念が抽象的に変化してきています。

筆者は、潜在意識について「人間や動物など有機体の胎児期・乳幼児期・児童期
さらに思春期から青年期・成人期に至る生存過程で、経験した記憶が
深層の意識下に蓄積し、時として顕在意識に影響を与える意識である。」
と定義しています。
(出典:川上光正『潜在心理学論』p.51より)

私達の意識は、五感を通して入ってくる、目の視覚からの情報、耳からの
聴覚情報、鼻からの嗅覚情報、皮膚を介しての触覚情報、それに舌からの味覚
情報の5つの感覚意識があります。それらの意識情報を通し、知覚・思考・認識
し、行動します。
だが、日々の情報は時間と共に記憶に留められたり、忘却されたりします。

胎児期や乳幼児期、児童期など、過去の楽しかった思い出や、悲しみ、苦しみ
などの記憶が潜在記憶となって、残存しています。
昔から「三つ子の魂は百まで」との言い伝えがありますが、
真にこれは潜在意識のことであり、魂が記憶したことを一生忘れないとの例え
でしょう。

古代インドの『ヨーガ・スートラ』には
すでにサンスカーラ(潜在印象・潜勢力)として記述されています。

潜在意識領域には、胎内意識があり、赤ちゃんが胎児期に記憶したことも
残っています。
中絶を考えていた母親に対する不安と不信の感情や、出産時の苦痛や未熟児で
保育器に入っていたことを幼い魂は記憶しているのです。
潜在意識を解明し、過去のトラウマ、傷心と魂の傷つきを癒すことは、
人生に明るい灯となってあなたの未来を輝かせるのです。

慢性的な体の不調や心の悩み、不安、迷い、苦悩を持っている方は、
潜在意識にあるその原因を癒す必要があります。
A&Aでは、川上式潜在療法・潜在心理開発によって、
心の傷・トラウマを癒すための援助をしています。