潜在意識とは何か〜不調の原因と潜在意識の関係〜
2007/7/10メルマガ掲載
川上光正・著
潜在意識については、すでに古代インドのヨガ根本経典『ヨーガ・スートラ』には 「潜在的印象(Samskara・潜勢力)」として表現されています。 また、古代インドの奥義書と言われている『ウパニシャッド』では、意識状態を分析し、 覚醒常態・夢眠状態・熟睡状態・死後輪廻の状態と4段階に分類しています。 筆者は、潜在意識の新深層階梯構造として、 顕在意識領域・潜在意識領域・超潜在意識領域、そして宇宙意識領域と 4つの領域に分類、定義しました。 潜在意識についても、次のように定義しています。 潜在意識とは、 胎児期や乳幼児期・児童期・思春期など過去に経験した感覚・感情が 心の深奥に潜在記憶となってすり込まれ封印された意識です。 通常、意識上では知覚できない意識と、感じることができる意識があります。 潜在意識の中には第三者からの抑圧・抑制された感覚・感情など 心の傷・トラウマや自らすり込んでしまった感情が 抑制の状態で潜在意識として残存しています。 潜在意識領域には、胎内意識もあり、 胎児が母親の胎内で過ごした10ヶ月間にわたる生長の過程で感じた喜びや傷つき、 トラウマなど、一喜一憂を記憶している場合もあります。 幼い頃の楽しかった思い出、感動、感激した経験、祖父母の死など悲しかった出来事 などを回想し思い出すことによって、忘れていた事柄が浮かんで来ます。 このように過去の経験も潜在意識として記憶されています。 不調の原因は、多様な要因が考えられますが、 過去に経験していた感情や感覚がなんらかの衝動によって、 意識上に顕在化した状態によっても起こり得ます。 事例として3歳のときに手首を打撲したA子さん(当時32歳)は、 電話の受付業務に従事していました。 その日の彼女は京都にいる彼とのデートが待ち遠しく 心うきうきしながら仕事をしていましたが、突然、左手首が痛くなってしまいました。 時間が経過すると赤く腫れてますます痛くなってきましたので、 心配になり私の研究所に連絡してきました。 早速、彼女の話を聞き、潜在心理分析を行いましたが、 原因はどうも幼い頃の潜在意識にあるのではないかと判断、 幼い頃に手首を怪我したことがないかを母親に確かめてもらいました。 するとやはり、2歳の時、家族で楽しい旅行に出かけるのが嬉しくて テーブルの上ではしゃいでいましたが、誤って転落し、手首を負傷してしまいました。 病院に連れて行かれ、左手の打撲でしたが、肩から左腕をつり、 痛々しい格好で旅行に出かけたことが判明しました。 その後、筆者の指導・メンタルヒーリングによって、 その時に記憶した痛みの感覚と感情を癒し解放すると、手首の腫れも引き、 彼とのデートを楽しむことが出来たと報告してくれました。 このような状況の事例は、潜在心理学を学習していくと枚挙にいとまがありませんが、 慢性的な心と体の不調は、 ひょっとすると過去の潜在意識に記憶された出来事が原因かもしれませんね!
